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03月24日-04号

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  1. 高山市議会 2022-03-24
    03月24日-04号


    取得元: 高山市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和4年第2回定例会令和4年第2回高山市議会定例会会議録(第4号)=======================◯議事日程 令和4年3月24日(木曜日)午前9時30分開議第1 会議録署名議員の指名第2 議第 5号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について第3 議第 6号 高山市債権管理条例について第4 議第 7号 高山市手数料条例の一部を改正する条例について第5 議第15号 高山市消防団条例の一部を改正する条例について第6 議第16号 高山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について第7 議第18号 和解及び損害賠償の額の決定について第8 議第34号 高山市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について        (以上総務環境委員会報告)第9 議第 8号 高山市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第10 議第 9号 高山市国民健康保険条例の一部を改正する条例について第11 議第14号 高山市体育施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第12 議第17号 清見中学校屋内運動場長寿命化改修工事(建築)請負契約の変更について        (以上福祉文教委員会報告)第13 議第10号 飛騨高山にぎわい交流館「大政」の設置及び管理に関する条例について第14 議第11号 高山市観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第15 議第12号 高山市地区公園条例の一部を改正する条例について第16 議第13号 高山市下水道条例及び高山市農業集落排水処理施設の管理に関する条例の一部を改正する条例について第17 議第19号 高山市が飛騨市に委託する事務の委託に関する規約の変更について        (以上産業建設委員会報告)第18 議第20号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第18号)第19 議第21号 令和3年度高山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)第20 議第22号 令和3年度高山市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)第21 議第23号 令和3年度高山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)第22 議第24号 令和3年度高山市下水道事業会計補正予算(第2号)第23 議第25号 令和4年度高山市一般会計予算第24 議第26号 令和4年度高山市国民健康保険事業特別会計予算第25 議第27号 令和4年度高山市地方卸売市場事業特別会計予算第26 議第28号 令和4年度高山市学校給食費特別会計予算第27 議第29号 令和4年度高山市介護保険事業特別会計予算第28 議第30号 令和4年度高山市観光施設事業特別会計予算第29 議第31号 令和4年度高山市後期高齢者医療事業特別会計予算第30 議第32号 令和4年度高山市水道事業会計予算第31 議第33号 令和4年度高山市下水道事業会計予算        (以上予算決算特別委員会報告)第32 発議第3号 地方自治法第180条第1項の規定による市長の専決処分事項の改正について第33 発議第4号 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻事案平和的解決と国民生活への影響に対する適切な対応を求める意見書第34 発議第5号 適正な事務遂行の徹底を求める決議第35 議員定数及び報酬に関する特別委員会の報告第36 陳情第3号 朝日・高根地域における学校のあり方について  ================◯本日の会議に付した事件 1 日程第1 会議録署名議員の指名 1 日程第2 議第5号から   日程第8 議第34号まで    総務環境委員会報告 1 日程第9 議第8号から   日程第12 議第17号まで    福祉文教委員会報告 1 日程第13 議第10号から   日程第17 議第19号まで    産業建設委員会報告 1 日程第18 議第20号から   日程第31 議第33号まで    予算決算特別委員会報告 1 日程第32 発議第3号 1 日程第33 発議第4号 1 日程第34 発議第5号 1 日程第35 議員定数及び報酬に関する特別委員会の報告 1 日程第36 陳情第3号  ================◯出席議員(22名)   1番             石原正裕君   2番             笠原 等君   3番             西本泰輝君   4番             松林 彰君   5番             中谷省悟君   6番             伊東寿充君   7番             谷村昭次君   8番             西田 稔君   9番             沼津光夫君  10番             榎 隆司君  11番             山腰恵一君  12番             渡辺甚一君  13番             岩垣和彦君  14番             中筬博之君  15番             倉田博之君  16番             松山篤夫君  17番             上嶋希代子君  18番             車戸明良君  19番             水門義昭君  20番             橋本正彦君  21番             中田清介君  22番             小井戸真人君  ================◯欠席議員(なし)  ================◯欠員(2名)  23番  24番  ================◯説明のため出席した者の職氏名  市長              國島芳明君  副市長             西倉良介君  企画部長            田谷孝幸君  総務部長            平野善浩君  財務部長            上田和史君  市民活動部長          西永勝己君  福祉部長            荒城民男君  市民保健部長          橋本 宏君  環境政策部長          小林一正君  農政部長            林 篤志君  林政部長            東野敏朗君  商工労働部長          倉畑政之君  飛騨高山プロモーション戦略部長 清水雅博君  建設部長            村田久之君  都市政策部長          北村幸治君  水道部長            中垣内一君  会計管理者           北村 鋭君  教育長             中野谷康司君  教育委員会事務局長       田中 裕君  消防長             松山孝生君  ================◯事務局出席職員氏名  事務局長            川田秀文君  次長              二村伸一君  自動車運転職員         櫻本明宏君  ――――――――○――――――――     午前9時30分開議 ○議長(中筬博之君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中筬博之君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、谷村昭次議員上嶋希代子議員を指名します。  ================ △日程第2 議第5号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてから  日程第8 議第34号 高山市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてまで ○議長(中筬博之君) 日程第2 議第5号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第8 議第34号 高山市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてまでの7件を一括議題とします。 総務環境委員長の報告を求めます。 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) ただいま議題となりました条例案件6件及び事件案件1件について、去る3月15日、総務環境委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第5号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、高山市ごみ処理施設建設検討委員会設置条例の廃止に伴い改正しようとするもので、委員からは特段の質疑もなく、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第6号 高山市債権管理条例については、債権管理の一層の適正化を図るために制定しようとするもので、審査においては、督促後、相当の期間を経過してもなお履行されないときは、強制執行の措置を取らなければならないとあるが、想定する期間はとの質疑に対し、他市の例や手引などから6か月から1年を想定しているが、期間が過ぎれば一律に行うのではなく、悪質な債務者に対してこのような措置を取ることを想定しているとの答弁が、また、条例を制定することで、今後、一人が抱える私債権や非強制徴収公債権の額が大きくなりにくいという解釈でよいのかとの質疑に対し、制度ができることで、これからは一定期間以上たったものは、何らかの処理をするよう進めていくため、金額が大きくならないものと考えているとの答弁が、また、効率的、効果的な債権回収業務を行うためどういった方法を用いるのかとの質疑に対して、条例に基づく規則やマニュアルをつくり、担当課の研修を行い、庁内で統一した考えで取り組んでいくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第6号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第7号 高山市手数料条例の一部を改正する条例については、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に伴い改正するもので、審査においては、市が保安確保機器設置等の認定をしている事業者の販売契約を締結している一般消費者等数の状況はとの質疑に対し、消防本部が所管する販売事業者は24事業所あり、そのうち3事業所を認定事業者としているが、いずれも1,500戸以下であり、1万戸以上の契約をしている事業者はないとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第7号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第15号 高山市消防団条例の一部を改正する条例については、消防団員の処遇を改善するため、報酬等の支給額等を改正しようとするもので、審査においては、出動報酬の8,000円という額は、国が示す額に準じているのかとの質疑に対し、国において、これまで明確な金額を示されることはなかったが、令和3年4月13日付の総務省通知により、具体的に消防団の出動報酬の基準として8,000円が示されたとの答弁が、また、出動報酬の活動区分にある訓練とはとの質疑に対し、警戒広報に当たるような活動や、春季、秋季訓練、災害を想定した訓練、消防署等関係機関との連携訓練、市総合防災訓練のほか、火災予防活動高齢者宅などへ全戸一斉に訪問するようなことも災害に備えた訓練として位置づけるとなる。また、自主防災組織の訓練指導など指導に当たる場合も対象となるとの答弁が、また、出動報酬の増額により、消防団員不足の課題が解消される見込みはとの質疑に対し、消防団員不足を解消、解決するため、出動報酬などを充実させることは当然であるが、それだけで持続可能な消防団を運営できるものでないと認識している。様々な手法をもって消防団活動の環境を整え、消防団員が十分確保できるよう努めていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第15号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第16号 高山市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例については、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律の改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、これまでにこの条例に適合した事例は何件あったのかとの質疑に対し、現在、本条例に基づいて遺族年金補償という形で2名が支給を受けているとの答弁が、また、公務災害補償責任共済に全ての団員に加入させるなどの環境整備が必要ではないかとの質疑に対し、全ての消防団員が、この公務災害補償等を受けられるよう、掛け金を公費で負担しているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第16号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第18号 和解及び損害賠償の額の決定については、奥飛騨温泉郷神坂地内の土地等売買契約上の錯誤に起因する損害に関し、相手方と和解し損害賠償金を支払うもので、審査においては、旧笠山荘の土地建物を約1,300万円で買い戻し、公共財産として利用することになると思うが、利用する計画などはあるのかとの質疑に対し、新穂高地区は、夏のシーズンを中心に非常に多数のお客様がお越しになり、違法駐車問題や渋滞問題が頻発しているため、旧笠山荘取得後は解体し、駐車場として利用したいと考えているとの答弁が、また、和解内容の4号には、何らの債権債務が存在しないことを相互に確認するとあるが、積み残しの案件はないのかとの質疑に対し、本議案の仮契約は、2月8日に締結したが、その後、相手方から平成20年の笠山荘売買と同時期に、高山市の無料登山者用駐車場への進入路敷及び駐車場を寄附していただいている寄附地について返却してほしいとの旨の申出があった。これについては、本議案と切り離し、誠意をもって対応しているところであるとの答弁が、また、なぜ今回のような確認の怠り事案が生じたのかとの質疑に対し、旧笠山荘は、過去から長年にわたって営業を続けているため、瑕疵ある建物ではないだろうとの思い込みからしっかりと確認することを怠っていたとの答弁がありました。 また、古い公共建築物等建築確認の状況と再発防止に向けた対策はとの質疑に対し、古い建物などで建築確認に関わる書類が残っていないものもあるが、譲渡を行う場合には問題にならないよう細心の留意を行い対応している。また、平成25年頃に市の全ての施設、それに付属する施設、個々の構築物などについても、どのような状況にあるかということを全て調査し、その後は適切な対応に取り組んでいるとの答弁が、また、なぜここまで長期にわたる交渉となったのか、これまでに折り合える機会はなかったのかとの質疑に対し、平成23年の問題発覚以降、飛騨建築事務所に相手方の名義で現況報告書を提出し、指導を受けて必要な是正工事を行うことを提案したが、理解を得られなかった。その後、建築基準に適合しない部分や施工不良の箇所があることが判明したため、最終的に相手方は宿泊事業を断念され、平成31年度以降は、今回の提案の解決策をもって調整を行ってきた。このような経過の中で、解決に向けた調整を行ってきたが、結果として時間を要してしまったとの答弁が、また、市は建築確認がない物件について、現況報告書を作成し増築や改築を可能にしようとしたが、改修費用の市の負担について具体的内容を明示しなかった。瑕疵あるものを売買し契約したのであれば、市が行った責任をゼロベースに戻して、庁内で議論し、早く解決に導くのが筋であり、そこがなかったために、余計に相手方に不信感を抱かれてここまで長引いてしまったのではないかとの質疑に対し、市としては、旧笠山荘をできる限り地域のために有効活用していきたいという思いで向かっていた。その後、それがかなわないこととなり、幾つかの選択肢を提案させていただき、そのやり取りに時間がかかってしまったのは事実であるが、ベースとして、市の間違った部分で、相手方が不信感を持たれていたということがあった。市の担当者も、長い間で変わってきて、それぞれの思いで発言した部分があったかもしれないが、基本的には相手方の思いを尊重する中で、市にできることはどういったところがあるのか見極めて提案したというふうに思っているとの答弁が、また、相手方の行政に対する不信感を拭い去れないような状況になっているが、相手方に対してどういう思いでおられるのかとの質疑に対し、市長より、仮契約をさせていただく際に、御本人宅へお伺いし、御本人の前で謝罪を申し上げ、今回の件について御理解いただいたことに感謝を申し上げたところである。今回のこの事案の件については、お互いに仮契約をもって終結するということになったと思っておりますので、私どもは、今後、他の事例でこういったことが起こらないようにするため、過去の経緯も含め共有しながら、今後、対応していかなければいけないと覚悟をしているとの答弁がありました。 質疑の後、瑕疵ある物件を市が売却したこと、これだけ長期にわたり和解に時間を要したことの2点を論点として委員間討議を行い、委員からは、論点の起点となる部分は確認の怠りということであり、経緯をたどると長期にわたって対応不足があった。対応について、委員会の附帯決議や議会の決議をもって議場で指摘するなど、過去の例も鑑みながら議論できればという意見、また、当事者そして市政に損害を与えたことについて、何らかの形をもって市に対して指摘をする必要がある。市に瑕疵があることは明白であり、これまでの対応を十分反省すべきである。二度と起こらないよう議会として決議をしていくのは非常に重要である。今後の適正な行政の事務の取扱い、取組等を求めた決議をすべきであるといった意見が出されました。 以上のような審査の結果、議第18号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 なお、適正な事務遂行の徹底を求める決議を議会運営委員会へ提出することを決めました。 次に、議第34号 高山市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例については、国家公務員育児休業等に関する人事院規則の改正に準じて改正するもので、審査においては、男性の育児休業等取得に向けた環境整備をどのように対応するのかとの質疑に対し、現在、子が出生した男性職員に対し、男性が育児休暇も取得できることなどを案内しているが、上司や周りの職員全体の理解が大切であると考えており、全職員を対象として研修や事例の紹介をするなど環境の整備に努めていくとの答弁が、また、育児休業等取得に係るこれまでと変わる部分についてどのように環境を整備していくのかとの質疑に対し、現在、特定事業主行動計画の中に、育休による育児参加の促進を位置づけて取り組んでいるが、全職員を対象とした研修までは実施していないため、今後はしっかり研修を実施し、取組を強化していくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第34号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 以上で、総務環境委員会の報告を終わります。 ○議長(中筬博之君) 総務環境委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 谷村議員。 ◆7番(谷村昭次君) それでは、ただいま報告がありました総務環境委員会に対する質疑をさせていただきます。 まず初めに、総務環境委員長にお伺いします。 議第18号 和解及び損害賠償の額の決定について、次に示す4点について質疑が行われたのかを経緯の判断からお伺いします。 まず、1点目であります。 手続の問題を提起した平成23年12月以降、現況報告書作成業務は平成24年9月から平成25年3月で完了。平成26年5月の現況説明会の実施をした。その後、平成28年から29年に及んで、手続違反と建物自体が法に適合していない実態違反の取扱いを市が調整しながら、岐阜県飛騨建築事務所裁量見解により、検査済証のない違反建築物でも、安全性の確認によればとのことから特別な判断があった。さらに、相手方からは、平成29年、増築部分での基礎アンカーボルト施工実態違反を新たに立証した。 この経過から、一般論あるいは、民間レベルでは、到底このような解釈やみなすという裁量見解での現況報告書による手続手法は、安全・安心な施設で旅館営業をかなわせるものではなく、よくよく考えてみれば、あまりにも合理性に欠ける手続とする前提であるとしか判断できなく、当然として、相手方は、現況報告書を自ら申請者として提出し、承認しないこととなった。ここでも、5年あまりにも及ぶ非前進的な時間を要した。よって、現況報告書が提出できないと確定した本当の時期を確認することが、それ以前からと、その後の条件提示の具体的な対応をする基点であったと判断することから、その質疑が行われたのか、まずはお伺いします。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。 ◆12番(渡辺甚一君) 産業建設委員会から情報提供をいただいて、その中で、各委員が確認をした後、協議という形になっておりますが、ボルトとかそういう詳しいことまでの協議はしていません。 ◆7番(谷村昭次君) 次に、2点目として、市営第2駐車場である行政財産は、当初、売払いできないと相手方に説明した平成26年から、その後、平成30年には方針変更して、売払いをすることにした。そして、売払い単価を相手方に通知するのは令和3年になったが、なぜ単価決定に期間を要したのかについて質疑が行われたのかをお伺いします。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。 ◆12番(渡辺甚一君) この問題についても、行政財産から一般財産に変えたということでございますが、その辺については、金額については、協議していません。   〔「議長、議事進行、自席でいいの、答弁」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 自席でということになっております。   〔「今までは、登壇しておった」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) いや、過去にそういうこともありましたが、いつからでしたか、ちょっと時期は明確にしてありませんけれども、自席で質疑、自席で答弁ということになっております。   〔「答弁者は出ていく、今までも、質疑は自席で、答弁者は登壇する」と呼ぶ者あり〕  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 休憩します。     午前9時53分休憩  ――――――――○――――――――     午前10時08分再開 ○議長(中筬博之君) 休憩を解いて会議を続行します。  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) ただいまの委員長報告への質疑に対する答弁ですが、登壇して行うかどうかということについて確認が取れませんので、今回に限って登壇をして答弁していただくということにさせていただきます。 なお、今後については改めて協議をし決定してまいりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、谷村議員。 ◆7番(谷村昭次君) それでは、引き続き質疑をさせていただきます。   〔「答弁した。答弁ないの」と呼ぶ者あり〕   〔「答弁あった」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(中筬博之君) 申し訳ございません。 では、渡辺委員長の2回目の答弁からお願いします。 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) 土地の価格等についての協議はしていません。 ○議長(中筬博之君) 谷村議員。 ◆7番(谷村昭次君) それでは、最後の質疑となりますが、営業を開始するために費やした建物改修等経費の5,285万2,164円の積み上げ期間について、その終期は一体、いつだったのか。さらに、この建物改修等経費の積算による相手方による労務人件費と経費を賠償金に算入しないと、平成26年2月時点で相手方に説明した。その後、相手方は、少なくとも平成30年2月までに30回以上にも及ぶ協議でも、繰り返して金額を対象とするよう求め続けたが、容認する回答もなく、その後、さらに、令和3年6月になって、労務人件費と経費を損害賠償の対象とする旨を意思表示した。この経過において、労務人件費単価決定の基準年をいつとしたのか、さらにその妥当性についての質疑が行われたかをお伺いします。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) この件についても、仮契約が執行されたということで、金額について、その他についてもお互いの同意が取れたということでの確認をしたということです。 ○議長(中筬博之君) ほかございませんか。 倉田議員。 ◆15番(倉田博之君) 同じく議第18号 和解及び損害賠償の額の決定について、質疑をさせていただきます。 本件は、和解に係る議案であり、なおかつここに至るまで、大変長期の時間を要した案件であります。 当然、双方の考えが食い違ったことによるものであり、どこにそごがあってどう歩み寄ったのか、その調整の在り方について、議会の意思決定が求められるものと理解をしています。したがって、10年間にわたる双方の主張の経緯の照合は、高山市議会の共通認識である委員会が目指す深い審査において必須の要件と考えられますが、審査において、市側からの情報提供だけでなく、相手方からの聞き取りや情報の取得について、産業建設委員会が調査しまとめた資料の提供を産業建設委員会では決定されたんですが、総務環境委員会では、その受け取りについての議論があったのか、なかったのかお聞きをいたします。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) これについても、産業建設との合同審議をしたらというような議運の中であったことも含めて協議し、そして、また産業建設委員会からの情報提供いただいた部分を皆で共有して進めたというところです。 ○議長(中筬博之君) 倉田議員。 ◆15番(倉田博之君) 産業建設委員会からの情報提供を総務環境委員会では必要なしと決定して、委員会を終了されましたが、その後、それを撤回し、受け入れるに至るに当たっての委員会での議論はあったのか、なかったのかお伺いします。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) これについては、総務環境委員会では、情報提供をしていただくということで決定して、その書類を配付し協議したというところです。 ○議長(中筬博之君) 3回目、倉田議員。 ◆15番(倉田博之君) 委員間討議の後、委員会として市に対する決議の提出を決定されましたが、その内容及び文章表現について、相手方の心情心証をしっかり酌み取り、それを反映したものにするべきだといった議論、また、それを確認するよう努めるべきといったような議論はあったのか、なかったのかお聞きします。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) その件については、もう少し詳しくやるべきか、そして、また簡素化するべきかということを協議した中で、あの文が出ました。 ○議長(中筬博之君) ほか、3回です。   〔「答えになっていないと思う」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) あったか、なかったかということで、ですよね。 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) 協議したということです。   〔「相手の心証を酌み取って反映すべきという議論はあったのか」と呼ぶ者あり〕 ◆12番(渡辺甚一君) ありました。 ○議長(中筬博之君) そのほか御質疑はありますか。 中田議員。 ◆21番(中田清介君) 同じく18号についてですが、我々産業建設委員会では、情報提供をするということをわざわざ委員会の中で確認を取って、その意向を総務環境委員会に伝えてあるはずです。 総務環境委員会も同じく、そうした内部での審査態度を決めるということに対して確認を取って、両委員長がどういう形でその情報提供のやり取りをしたかということが、今までの質疑の中で問われている。そういう中で、委員長は委員会運営に責任を持つ立場として、どういう態度で、総務環境委員長として産業建設委員会の委員長と詰めの協議をされたのか、そういうことがあったのか、なかったのか。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) この件については、産業建設委員長の谷村議員より笠山荘の件について詳しい情報を含めた説明がしたいということで、総務環境委員会の委員長、副委員長が谷村議員から内容を聞いて、それを情報提供していただくようにして、そして委員会で協議したということです。 ○議長(中筬博之君) 中田議員。 ◆21番(中田清介君) 先ほども同じ質疑があったはずなのですが、あったか、なかったかとかということをいうと、本当に総務環境委員会では情報提供に基づいた協議をされたのか。文書を配っただけなのか。議論があったのかどうかということをお聞きしたい。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) これについては、事前の委員会の中では、協議して進めたというところでございます。 ○議長(中筬博之君) 中田議員、3回目です。 ◆21番(中田清介君) これについても、事前の委員会で協議したと言われますけれども、本当にそうだったのか。 情報提供に基づく深い審査、審議をするためには、それを読み上げながら、これに対する質疑を受けて、じゃ、どうすべきかということを正式な場でやられたのかどうかお聞きをしたい。 ○議長(中筬博之君) 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) 私は協議されたというふうに思っています。 ○議長(中筬博之君) そのほか、御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑は尽きたようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま、委員長報告のありました議第5号から議第34号までの7件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、議第5号から議第34号までの7件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第9 議第8号 高山市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてから  日程第12 議第17号 清見中学校屋内運動場長寿命化改修工事(建築)請負契約の変更についてまで ○議長(中筬博之君) 日程第9 議第8号 高山市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第12 議第17号 清見中学校屋内運動場長寿命化改修工事(建築)請負契約の変更についてまでの4件を一括議題とします。 福祉文教委員長の報告を求めます。 小井戸福祉文教委員長。   〔22番小井戸真人君登壇〕 ◆22番(小井戸真人君) ただいま議題となりました条例案件3件、事件案件1件について、去る3月16日、福祉文教委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について、御報告申し上げます。 議第8号 高山市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、高山市立高根保育園を廃止するため改正するもので、審査においては、平成25年から休止している経緯はといった質疑に対し、平成25年度当初の高根保育園の園児は1名であったが、その保護者から、多くの子どもたちの中で保育を受けたいといった願いや、既に高根小学校が朝日小学校に統廃合されていたことから、就学後を見据えて、高根保育園ではなく朝日保育園に通わせたいという願いがあったため、それらに沿った対応をしたことで、園児が不在となり、高根保育園を休止としたといった答弁がありました。 また、平成25年から現在までに朝日保育園のほうに通われた実績はといった質疑に対し、休止から現在までで、9名のお子さんが高根地域から通園されているといった答弁がありました。 また、今後の土地建物については、どういった形になるのかといった質疑に対し、園で使っている土地の一部については、今後、整備される高根多目的センターの敷地として活用し、園舎については、今後、取壊しということで進めるといった答弁がありました。 また、今後、建設される高根多目的センターの中に、子どもたちを安心して保育できる場所はできるのかといった質疑に対し、高根支所の機能の中の1つとして、子育て支援機能も入っている。具体的には、各支所に設置しているつどいの広場のようなものを考えており、そういったところで地域の子育てをサポートしていけるような体制を取っていきたい。なお、つどいの広場では、未満児保育は想定していないが、地域の皆さんが一時保育ということで託児を希望されるような場合は、新年度の事業であるファミリーサポート事業を紹介するなどの対応を検討していくといった答弁がありました。 また、未満児の子育て支援策といった論点からの質疑に対し、未満児の保育をどうしていくのかということは、その保護者の就労をどう支援していくのかということにも関わる大きな課題であるので、少し時間をいただきながら検討させていただきたいといった答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第8号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第9号 高山市国民健康保険条例の一部を改正する条例については、国民健康保険法施行令の改正に伴い改正するもので、審査においては、条例改正の背景といった論点からの質疑に対し、保険料の賦課限度額の見直しについては、これまでも段階的に引き上げてきたが、保険料負担の公平性の確保や、中低所得層の負担軽減を図る観点から見直しを行うものである。未就学児の被保険者均等割額の減額については、国の全世代対応型社会保障改革の一環として、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、未就学児に係る被保険者均等割額を減額し、その減額相当額を公費で支援するという制度が創設されたものであるといった答弁がありました。 また、未就学児に係る被保険者均等割額の減額の対象人数や影響額はといった質疑に対し、未就学児の方は、令和3年度ベースで約400人を見込んでいる。これらの対象世帯の全てが軽減を受けていない場合を想定すると、最大で約800万円の減額となり、市の負担は、その4分の1の約200万円を見込んでいるといった答弁がありました。 また、該当者は手続が必要となるのかといった質疑に対し、国民健康保険料は7月に本算定となる。あらかじめ未就学児全員に対し、減額を適用した状態で保険料を計算しお知らせするので、申請等の手続は必要ないといった答弁がありました。 また、保険料の賦課限度額の見直しの対象世帯と影響額はといった質疑に対し、基礎賦課限度額が63万円から65万円となる対象世帯は、令和3年度ベースで約170世帯、後期高齢者支援金等賦課限度額が19万円から20万円となる対象世帯は約400世帯を見込んでいる。影響額については、合わせて約690万円の増となる見込みであるといった答弁がありました。 また、基礎賦課限度額が65万円となるが、どれくらいの所得の方が対象となるのかといった質疑に対し、保険料は、収入のみではなく、被保険者の数や状況によって変わってくるため一概には言えないが、単身の世帯で試算すると、給与所得で約1,098万円以上、収入でいうと約1,293万円以上の世帯が対象となるといった答弁がありました。 質疑の後、保険料の賦課限度額の見直しの是非といった論点で、委員間討議を行いました。 委員からの中低所得層の人たちへの負担軽減ということを言われたが、経済の状況は全体に悪くなってきており、年金受給者の方たちもコロナの時代に生活しておられるので、今こうやって負担を増やすのではなくて、少なくとも現状維持としていただきたいといった意見に対し、何か施策を打とうとすると財源が必要となることは当然であり、税金をいただいて、それで何かを行っていくということは原則である。所得の高い方、本来は、普通の算定方式ではもっと多くのお金を頂かないといけない方から、今回、限度額を上げて、もう少し負担いただくことで、中低所得層の方の負担を軽減しようとしている改正であることを理解しないといけないといった意見や、この条例改正を行わないと、逆に中低所得層の保険料を増額しないといけなくなり、かえって苦しめることになるので、改正して高額所得層の方にもう少し負担していただくことは、国民健康保険の会計全体を考えたら、やむを得ないと思うといった意見が出されました。 以上の審査の結果、議第9号については、起立採決により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第14号 高山市体育施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、一之宮テニスコート、久々野総合運動公園屋内運動場、秋神グラウンド及び秋神テニスコートを廃止するため改正するもので、審査においては、指定管理を受けている施設もあるが、指定管理者とは調整できているのかといった質疑に対し、一之宮テニスコート、久々野総合運動公園屋内運動場及び秋神テニスコートの3施設が指定管理者制度を導入している。今回の議案の提出に当たり、各指定管理者と協議させていただき、指定管理期間終了前であるが、廃止することについて御了承をいただいているといった答弁がありました。 また、跡地利用といった論点からの質疑に対し、一之宮テニスコートについては、地元のまちづくり協議会から跡地をお借りしたいという御要望をいただいており、今後、検討していく。久々野総合運動公園屋内運動場については、取り壊した上で、久々野体育館やグラウンド等の駐車場とする。秋神グラウンドについては、岐阜協立大学から、専用グラウンドとして借りたいという要望をいただいており、そちらに貸与を予定している。秋神テニスコートについては、借地であるため、更地にして地権者へお返しするよう先方と協議が済んでいるといった答弁がありました。 また、秋神エリアにおける大学連携とヘルスツーリズムといった論点からの質疑に対し、鈴蘭高原のゴルフ場がある辺りは、標高約1,400メートルと高いため、高地を利用したヘルスツーリズムの対象になると認識している。 また、その辺りは高トレエリアの一部でもあるので、スポーツ合宿の誘致等も含めて、地域活性化を図っていきたいといった答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第14号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第17号 清見中学校屋内運動場長寿命化改修工事(建築)請負契約の変更については、清見中学校の屋内運動場の長寿命化改修工事について、請負契約の変更をするもので、審査においては、工事内容について、躯体鉄筋コンクリートの劣化補修や外壁のひび割れの劣化の補修のほかにどのようなものがあったのかといった質疑に対し、その他の工事としては、倉庫の床下の地盤が想定よりも下がっていたため、かさ上げをする工事や換気口周りのモルタル剥離の修繕等があったといった答弁がありました。 また、耐震に影響を及ぼすような構造クラックはあったのかといった質疑に対し、幅0.3ミリ以上、深さ4ミリ以上の構造クラックはあったが、設計前に、耐力度調査においてコンクリートの強度試験などを行い、耐力度が十分あることを確認した上で改修工事に入っているといった答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第17号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、福祉文教委員会の報告を終わります。 ○議長(中筬博之君) 福祉文教委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第9号 高山市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、上嶋議員。   〔17番上嶋希代子君登壇〕 ◆17番(上嶋希代子君) 通告に基づきまして、議第9号 高山市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、反対の討論を行います。 今、出されていました条例の改正は、国民健康保険料の賦課限度額の見直しをするというものでした。 市民の約3分の1の人たちの世帯は、今、健康保険の加入となっていると考えています。毎年増えていく医療費への対応、その第一としての提案です。 所得の多い世帯が負担をしていただくということですが、国民健康保険の世帯は、年金収入の生活の方が多いです。年金は、現在は国の政策で、物価スライドで目減りしています。また、コロナの影響で、生活そのものも大変になっているのが実態ではないかというふうに考えます。景気の回復の見通しはなかなか望めていません。この中での実質国民健康保険料の値上げとなるわけです。 そもそも健康保険料制度は、国が約50%から各自治体に交付していくという制度にしていましたが、各自治体の負担増に今変えて、現在では、20%台ぐらいしか国から出ていません。市民への負担増で、市民の健康を守るというのでは、限度がある現状です。 私は、国民が安心して誰もが医療にかかれる制度にすることこそ、今の課題解決だと考えます。若い人からも意見がある負担の重い国民健康保険の引下げこそが、今求められていると考えます。 例えば、下呂市では、基金の取崩しでコロナ禍を乗り越えようと1,600円の引下げを行ったという報告も聞いております。 未就学児の被保険者割合の均等割合の額の適正化も提起されました。もともと収入も得ない未就学児の均等割は、なくす方向を提案していましたが、そしてその子育て支援応援の政策を提案されまして、このことについては、私たちも賛成をしてまいりました。今回のものについては、賛成をいたします。 今回の条例改正は、高額所得の方への負担増、一定の収入より低い方への軽減とは言っても、やはり国民の国保の基本は、国、県、市が、生命の保障をすべき制度です。会社などが、働く人たちには2分の1を企業が補償しています。この違いから見ても、今回の条例改正による一部とはいえ、市民の負担増を強いている条例は、改正には反対いたしまして、討論といたします。 ○議長(中筬博之君) 通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第9号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第9号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(中筬博之君) 起立多数であります。よって、議第9号については委員長報告のとおり決しました。 それでは、ただいま議決されました議第9号を除く議第8号から議第17号までの3件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、議第9号を除く議第8号から議第17号までの3件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第13 議第10号 飛騨高山にぎわい交流館「大政」の設置及び管理に関する条例についてから  日程第17 議第19号 高山市が飛騨市に委託する事務の委託に関する規約の変更についてまで ○議長(中筬博之君) 日程第13 議第10号 飛騨高山にぎわい交流館「大政」の設置及び管理に関する条例についてから日程第17 議第19号 高山市が飛騨市に委託する事務の委託に関する規約の変更についてまでの5件を一括議題とします。 産業建設委員長の報告を求めます。 谷村産業建設委員長。   〔7番谷村昭次君登壇〕 ◆7番(谷村昭次君) ただいま議題となりました条例案件4件、事件案件1件について、去る3月17日、産業建設委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第10号 飛騨高山にぎわい交流館「大政」の設置及び管理に関する条例については、飛騨高山にぎわい交流館大政を設置するための条例制定をするもので、審査においては、初めに、施設の使用料の算出根拠はといった質疑に対し、休憩、歓談、飲食といった利用については無料であるが、各部屋を占用して使用する場合には、行政財産の貸付基準及び近郊の施設の使用料を勘案して設定した1時間当たり100円の使用料をいただくよう条例制定する。 なお、中心市街地活性化や回遊性の向上を目的として使用する場合は減免により無料とするため、基本的には原則無料で使用できる施設であるとの答弁が、次に、地域の観光情報について、具体的にどのような情報をどのような方法で発信するのかといった質疑に対し、地域の情報としては、地元商店街、朝市組合といった地域資源の旬な情報や周遊及び回遊できるような観光情報を発信していく。発信の手段としては、ホームページやSNSでの発信とともに、配置職員により観光案内を行うとの答弁が、3点目として、予定するインフォメーションの役割はといった質疑に対し、日本航空(JAL)から地域活性化企業人の派遣をいただけるよう調整している。その方にコンシェルジュ、いわゆるお客様の多くのリクエストに応じるプロのスタッフのことであります、のような役割を担っていただきながら、客室乗務で培った接客対応も発揮していただき、スタッフの育成もしていただきたいと思っている。また、接遇のさらなる向上となるよう一緒に取り組んでいくとの答弁が、4点目として、大政の役割や機能を果たすためのソフト事業の展開といった質疑に対し、中心市街地活性化の取組としては、市民や観光客の休憩やくつろぎの場としての利用、地元商店街や産業団体によるまちゼミの開催、また、向かいの市道を有効活用しながらマルシェ、いわゆるマーケットや市場のことであります、の開催など市民や観光客でにぎわうよう計画をしていくとの答弁が、最後に、大政を生かして、どうやって商店街とにぎわいづくりをしていくのかといった質疑に対し、ワークショップも開催しながら、どういうまち、商店街を目指していくのか、商店街に足らないものは何なのかといったことを絶えず議論し続けて、商業空間をしっかり形成していくことを基本として取り組んでいくとの答弁がありました。 以上の審査の結果、議第10号については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第11号 高山市観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、野麦峠の館を廃止するため改正するもので、審査においては、初めに、地域住民の合意はといった質疑に対し、平成30年7月の公共施設の今後の方向性に関するワークショップや令和3年12月の高根地域の町内会長会議の場で意見交換などを行った。もともと冬期間は通行できず施設運営ができなかったことや入館者数の減少からもやむを得ないといった意見があり、廃止するに特段の異論はなかったとの答弁が、2点目として、歴史資料や展示品は、お助け小屋の空きスペースで十分に効果的に収蔵、展示ができるのかといった質疑に対し、全ての展示は不可能であるため、必要な資料の選択を行った上で、適宜入替えなどを行いながら、野麦峠の魅力を発信できるよう展示方法を考えていくとの答弁が、3点目として、施設の取壊し後の跡地利用はといった質疑に対し、自然景観を楽しんでいただけるようなことを基本的な考えとし、具体的な方向性については今後考えていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第11号については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第12号 高山市地区公園条例の一部を改正する条例については、美人岩公園を廃止するため改正するもので、審査においては、初めに、建物の解体後、土地は国のどの機関に返還するのかといった質疑に対し、事務として飛騨森林管理署が行っているため、そちらへ返還するとの答弁が、次に、この公園が造られた目的はといった質疑に対し、昭和48年の村の観光資源の開発の一環として美人岩までの遊歩道の整備を行ったのが最初である。その後、公園広場の整備を目的として、昭和59年度に住民の憩いの場として管理棟を設け、ゲートボールなどができる広場の整備を行ったとの答弁が、3点目として、廃止に伴い、今後のまちづくりの方向性はといった質疑に対し、公園としての位置づけはなくなるが、平成10年に同地域内にゲートボール場が完成し、現在もいろいろな形で利用していただいている。そこを代替施設として利用しながら、今後の住民の健康増進などにつなげていきたい。また、地域の方々にとって住みやすいまちにしていくことは当然であるが、人口減少という実情もあるため、総合計画の中でも関係人口の増加といった位置づけを明確にしており、地域外の人々との関わりをつくっていくことも大切にしていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第12号については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第13号 高山市下水道条例及び高山市農業集落排水処理施設の管理に関する条例の一部を改正する条例については、特定環境保全公共下水道及び農業集落排水処理施設の処理区域の見直しを行うため改正するもので、審査においては、初めに、統合先の国府浄化センターの処理能力に十分な余裕があるのかといった質疑に対し、国府浄化センターの処理能力は1日最大1,680立方メートル、これに対し、現在の国府処理地域の計画汚水量は1,452立方メートル、荒城処理区の計画汚水量は168立方メートルで、合計1,620立方メートルとなり、処理能力に対し計画汚水量が下回っているため、処理能力に問題はない。将来にも人口減少により、汚水量が減少していくと見込んでいるとの答弁が、次に、荒城地区農業集落排水処理施設を特定環境保全公共下水道に統合する経費的な効果はといった質疑に対し、荒城地区農業集落排水処理施設の廃止に伴い、光熱費や保守点検費が削減される一方、統合先の国府浄化センターの流入量が増加するため、総合的には600万円弱の縮減が図れると考えている。その他、毎年ではないが機器の更新費や修繕費などの縮減も図れると見込んでいるとの答弁が、3点目として、工法的には問題なく、安全で最良の接続ルートなのかといった質疑に対し、一部自然流下できず、ポンプによる圧送という部分があるが、工事の設計、施工においては、現地の状況調査、各基準に基づき設計を行っているため、特に問題はない。また、もともと設置されているポンプを活用することとしており、これまでの運転にも支障がないため、問題はないと考えているとの答弁が、4点目として、メンテナンスの管理体制はといった質疑に対し、各施設全てのマンホールポンプの点検や維持管理については、毎年、委託業務を締結し、岐阜県の環境整備に関する業者に定期点検を依頼しており、維持管理の範疇で腐食などの進行がないよう、しっかり監視しているとの答弁が、5点目として、今後の再編の見通し地域はといった質疑に対し、現在、国府地域のほか久々野地域、奥飛騨温泉郷地域で実施しているが、令和27年度までに全体として50施設のうち17施設の廃止を計画的に行いたいとの答弁が、6点目として、過去に硫化水素の影響で圧送による下水管が破裂した事故があったが、十分な検証が生かされているのかといった質疑に対し、事故の発生以降、導入しているマンホールは過去の事例を参考とし、腐食しにくい特殊なレジンマンホール、いわゆる硫酸腐食環境に対する高い耐食性を有するマンホールのことでありますが、これを利用している。また、腐食が発生しにくい塩ビ管を利用した整備を行っているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第13号については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第19号 高山市が飛騨市に委託する事務の委託に関する規約の変更については、高山市が飛騨市に事務委託している北吉城クリーンセンターについて、用途をし尿処理施設からし尿中継施設に変更するもので、審査においては、負担割合の仕組みはといった質疑に対し、北吉城クリーンセンターは、処理施設から中継施設に変わることで管理運営費の負担分が約2,000万円から1,300万円になる。みずほクリーンセンターは、搬入量が増加するため、管理運営費の平均割の比率が4分の1から、3分の1になるため、約120万円の増加となる。搬入量割では約60万円の減少となる。これに最終処分場での経費を加え、令和3年度予算と比較すると約530万円の減額となるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第19号については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、産業建設委員会の報告を終わります。 ○議長(中筬博之君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第10号から議第19号までの5件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、議第10号から議第19号までの5件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第18 議第20号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第18号)から  日程第31 議第33号 令和4年度高山市下水道事業会計予算まで ○議長(中筬博之君) 日程第18 議第20号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第18号)から日程第31 議第33号 令和4年度高山市下水道事業会計予算までの14件を一括議題とします。 予算決算特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので、御了承を願います。 ただいま議題となりました議第20号から議第33号の14件については、去る3月18日及び22日、23日の3日間、全員をもって構成する予算決算特別委員会を開催し、審査いたしました。 最初に、令和3年度の補正予算案件5件についてであります。 議第20号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第18号)については、感染症拡大防止協力金負担金や指定管理料などの新型コロナウイルス感染症対策経費、障がい児通所支援及び障がい者就労支援などの給付費、創業支援事業補助金などの増額やふるさと納税等の寄附による積立金、西小学校プール改修整備工事の追加、救急医療機器導入に対する助成の実施などにより、合わせて19億7,000万円余りを追加するもので、主に、放課後児童支援員や保育士、幼稚園教諭等の処遇改善、障がい児居宅生活支援給付費の増額理由、旅行村線道路新設事業の繰越しの状況などを論点に審査した結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第21号 令和3年度高山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、一般被保険者療養給付費負担金を追加するため6,000万円を追加するもので、委員からは、特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第22号 令和3年度高山市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、特定入所者介護サービス費負担金や審査支払手数料の増額など790万円を追加するもので、委員からは、特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第23号 令和3年度高山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、後期高齢者医療広域連合納付金の保険料等負担金に1,400万円を追加するもので、委員からは、特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第24号 令和3年度高山市下水道事業会計補正予算(第2号)については、企業債の減額に伴い資本的収入の予定額を1億円減額するもので、委員からは、特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、令和4年度の予算案件9件についてです。 議第25号 令和4年度高山市一般会計予算については、予算規模477億円で、第八次総合計画に掲げるまちづくりの方向性やまちづくり戦略、SDGsの着実な推進を基本としながら、新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期すため、ウィズコロナ社会における適応戦略とポストコロナ社会を前提とした中・長期的な視点による成長戦略の2つの方向性を踏まえ編成されたものであります。 委員からは、SDGsの推進、大学との連携、まちづくり協議会への支援、町内会集会施設改修事業の補助対象、結婚支援事業の推進、災害対策、デジタルトランスフォーメーションの推進、企業人材の受入れ、投票率向上に向けた選挙啓発、総合相談支援事業の取組、マイナンバーカードの普及促進、社会福祉協議会との連携体制、介護人材の確保・育成、保育園のICT化、子ども食堂への支援、地域医療の確保、荘川地域における水質等調査の実施、ごみの減量化、アスベスト対策、自然エネルギー活用への支援、農業や林業の担い手確保、スマート農業の取組、農業振興地域の見直し、農業の地域内循環、森林環境譲与税の活用、市民提案型森林づくりの推進、ふるさと納税の推進、移住コーディネーターの設置、ジャパンハウスロンドン飛騨の匠展、伝統工芸の維持発展への支援、サテライトオフィスの誘致、スキー場の運営、道路橋りょう調査の方法、通学路の安全確保、不登校児童生徒への支援、キャリア教育の取組、学校におけるICTの活用、男女共同参画の具体的な取組の実施、観光事業者への雇用対策、今後の職員体制、将来にわたる財政運営、デジタルをベースとした社会の変革など各種施策について、施策立案の背景や経緯、市民の皆様の思いや意見の反映、市民生活への影響、決算を踏まえた予算措置の妥当性といった論点から数多くの質疑がなされたところであります。 議第26号 令和4年度高山市国民健康保険事業特別会計予算から議第33号 令和4年度高山市下水道事業会計予算までの特別会計、企業会計予算については、予算総額304億1,700万円余りで、主に、電子カルテシステムの導入、診療所の整備、将来を見据えた地方卸売市場の整備、介護予防、在宅医療と介護の連携、あかんだな駐車場の料金システムの更新、上水道におけるGIS整備などを論点に審査をいたしました。 こうした審査の結果、議第25号 令和4年度高山市一般会計予算及び議第26号 令和4年度高山市国民健康保険事業特別会計予算については起立多数で、議第27号 令和4年度高山市地方卸売市場事業特別会計予算から議第33号 令和4年度高山市下水道事業会計予算までの7件については全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、予算決算特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。 予算決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第25号について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、上嶋議員。   〔17番上嶋希代子君登壇〕 ◆17番(上嶋希代子君) 通告に基づきまして、議第25号 令和4年度高山市一般会計予算の反対討論を行います。 1つ目に、令和4年度の予算は、総額477億円、このお金をこの1年間どこに使っていくのかが予算だと考えます。 今回出された予算には、待望の荘川の小中学校、保育園そして給食センターの建設への予算がつき、第一歩を踏み出すことになったことは本当によかったと思っています。 また、ごみ焼却場建設、そして高根支所の建設、保健センターの建設などなど、施設が次々と建設されていきます。成功の鍵は、関係者の市民や皆さんの声をしっかり聞いて始めることだと考えます。 一方で、市民の命第一と提案してきた、コロナ感染をなくすことに、市は力が入っていたでしょうか。マスクをしてください、手洗い、消毒、密を避けてくださいの協力の訴えは常日頃ありました。市独自のいつでも誰でも無料で検査を受け、感染症を広げない対策についての予算は組まれていません。 最近では、就学前、小中学校に感染者が出続けています。外国でも、子どもが学校へ登校する前に検査をして、陽性の場合は、登校しない、そして感染者を出さない取組がされて成功されているそうです。近くでは、飛騨市では市民の方にチラシを届け、いつでもどこでも無料で検査をすることができるようになっています。その反映かと思われますが、感染者がゼロの日が何日もあります。飛騨市と高山市と隣り合わせです。コロナの感染拡大防止に一日も早い取組をするべきだと考えます。 第2に、続けることが大事な社会保障をということですが、幾つかの廃止、そして、廃止などを考えておられます。例えば、代替もなく、老人の人たちの入浴券の減、そして高齢者の住宅のリフォームの中止、そんなものが取り組まれています。若者へのUターンの減もあります。この辺のところは本当に皆さんの日々の暮らしの中で支援するべきだと考えています。 第3に、国が予算化したケア労働者と言われる労働者、そして保育士、幼稚園の教諭の処遇改善に対する助成にはありましたが、しかし、市の職員の方には、今は出ていませんでした。公立保育園の非正規の職員に対しては、民間と比較して高いのでという方向があって実施されませんでしたが、市の労働者、将来を担う若い労働者を重視する施策には、先頭に立つべきではないかと考えます。 一方で、大きく変化するデジタル化、市民の間では不安の声が高まっています。市の問うべき施策の予算は住民の命、暮らしを保障する立場での予算が必要ではないかと考えます。その点を重視して、今の予算について反対の討論といたします。 ○議長(中筬博之君) 次に、石原議員。   〔1番石原正裕君登壇〕 ◆1番(石原正裕君) ただいま議題となりました議第25号 令和4年度高山市一般会計予算につきまして、たかやま自民クラブを代表し、賛成の立場から討論いたします。 令和4年度は、高山市第八次総合計画、後半5年間の中間年3年目を迎える年であり、現在、高山市を取り巻く状況は、新型コロナウイルス感染症オミクロン株による感染拡大やロシアのウクライナ侵攻を受け、さらなる資源価格の高騰もあり、今後、コストの上昇が製品価格を押し上げる不況下でのインフレーションは市民生活に直結し、大きな不安と負担も懸念されてまいります。 また、基幹産業である観光消費の低迷は、経済活動への多大なる影響が見られ、自主財源としての確保が困難となる背景もあります。 さらに、公共施設に関わる多くのインフラ整備には、併せて多額の財政出動が見込まれ、このような中、高山市の都市像である人・自然・文化がおりなす活力とやさしさのあるまち飛騨高山、その実現を基軸に、ポストコロナ社会を前提とした中長期的な視点による成長戦略、未来戦略としての持続可能な開発目標、SDGsの着実な推進とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進も求められ、ウィズコロナ社会への適応戦略と投資的経費が、夢と希望を抱き、成長する高山市であるのか、期待を寄せ、審査に当たらせていただきました。 令和4年度一般会計予算額は、前年度比0.2%増の477億円、また2月には、令和4年度への繰越し事業として1億6,600万円の新型コロナウイルス感染症に対します緊急経済対策補正予算が計上され、切れ目のない対応への実施が見られます。コロナ対応関連予算としては、令和3年度からの繰越し事業の9億8,500万円と合わせ31億9,497万円が編成されております。 誰もが経験のない予測困難なコロナ禍においては、的確かつ迅速な対応が求められます。適応戦略として、新年度当初予算での14の事業が盛り込まれ、的確な対応も見られます。 また、これまで、コロナ関連の補正予算額を振り返りますと、令和2年度3月から令和4年度3月までにおいて、国の特別定額給付金等も合わせると216億円余りの規模となっております。 また、その財源として、財政調整基金や繰越金43億7,000万円余りを活用されてもおります。新型コロナウイルス対策については、令和4年度以降においても、迅速な対応が求められ、正常化した姿に戻るための堅実な備えと、持続可能な財政運営に必要な予算編成であると伺えます。 次に、SDGs未来都市計画関連予算については、総額23億4,900万円余りの編成がされ、16の新規拡充事業が盛り込まれております。 人・自然・文化がおりなす持続可能な開発への構造的な構築と、広い市域から見たそれぞれに適した持続可能なまちづくりの在り方への取組、あわせて、社会構造の変化に対応するための根幹と位置づけられるデジタルトランスフォーメーションの推進には、最新のデジタル技術導入による市民サービスの向上と直面する地域社会課題解決への可能性と継続的な成長を目指す上でのハード面での取組が見受けられます。 ただ、継続的な成長を促す意味では、デジタル社会を正しく理解し、新たな価値を生み出すデジタル人材の育成、新たな産業創造へのスタートアップ支援など、豊かな暮らしの実現と力強い経済の発展へのソフト、ハード両面での成長戦略とデフレマインドからの脱却が生きた指針へと導く糧であることへの期待も寄せるところです。10年、20年先を見据えた持続可能な高山市であるための未来創造準備型予算編成として評価いたします。 しかしながら、高山市の財政状況は、地域社会もめぐる現状と課題において、一般財源の増加は大きく見込めない状況も予想され、世界を取り巻く社会情勢の変化により、調達から消費までのサプライチェーンが滞れば、事業の見直しなど、今後、懸念される不確実性もあり、まさにVUCAの時代での歩みとなります。 市長が議会初日の提案説明において述べられたとおり、令和4年度は、夢と希望の高山市に向けた準備を行う重要な年であります。大きく描いた絵を、夢のままで終わらぬよう、着実にその準備を重ねて実行していく中で、高山市オンリーの新しい価値を見いだしていく。そのかじ取りにも御期待を申し、未来創造とその準備型予算として提案されました令和4年度一般会計予算につきまして、たかやま自民クラブを代表し、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(中筬博之君) 次に、車戸議員。   〔18番車戸明良君登壇〕 ◆18番(車戸明良君) それでは、ただいま議題となっております議第25号 令和4年度高山市一般会計予算につきまして、清和クラブを代表し、賛成の立場から討論いたします。 令和4年度予算は、第八次総合計画に掲げるまちづくりの方向性やまちづくり戦略、持続可能な開発目標SDGsの着実な推進を基本として編成をされております。 特に、ウィズコロナ社会における適応戦略と、ポストコロナ社会を前提とした中長期的な視点による成長戦略、この2つの方向を踏まえた予算案の重要性を認識し、審査に当たらせていただきました。 一般会計予算総額は前年対比0.2%の増の477億円となり、市町村合併した平成17年度以降では、2番目に大きい規模となっております。 一方で、よく見ると、新年度からふるさと納税を歳入に組み込めるようになったものであり、多額の財政需要が見込まれる中、堅実な予算編成となっていると捉えています。 さて、歳入についてです。 市税は、新型コロナ感染症による軽減措置などが終了しますから8.9%増えます。地方交付税は、国の地方財政対策の影響を踏まえ4.1%の増としております。また、地方交付税交付金は、地方税の減収の補填、特別交付金が終了しましたから、この部分については91.4%減となっています。 そんな中ですが、繰入金、市債なども、前年対比でいずれも抑えながら、寄附金のふるさと納税20億円を見込むことにより、施策の推進に必要な財源確保がなされているところであります。 次に、歳出です。 第八次総合計画に位置づけた重点事業についての推進であります。 まず、ごみ処理施設、それから公設地方卸売市場、南高山地域医療センター、荘川義務教育学校、そして市民プール、高根多目的センターなど、これらの整備に向けた設計や用地取得などに4億4,000万円を盛り込んでおり、大型施設の着手として組まれてきています。 また、一方で、予算編成におきまして、既存の事業の見直しにより82の事業が廃止や終了になりまして、1億9,000万円は削減をしております。 ウィズコロナ社会における適応戦略は、感染防止、生活維持、地域の経済の回復、事業の継続など繰越し事業を含めて、31億9,000万円を盛り込んでいて、着実な推進を目指しています。 さて、新規事業です。 中心市街地活性化の拠点である飛騨高山にぎわい交流館大政の運営、ポストコロナを見据えた新たな事業の推進、これをしていくためにジオパーク推進協会の設立、さらには、100年先の森林づくりの推進、子育て世帯の不安や負担の軽減を図るファミリーサポート事業、さらには、高齢化社会において、遠隔地である支所地域への訪問介護サービスの助成など58の事業があります。新たな産業の創出から、子育て支援、そして介護支援など各分野の課題と市民ニーズに配慮されているものと評価をするものであります。 総括として、今回提出された一般会計予算は、新型コロナ感染症の影響を受ける中、第八次総合計画の着実な推進を図るため、著大事業への着手予算編成となっておりまして、将来への布石の年と捉えています。夢と希望の持てる飛騨高山につながっていくよう期待をいたします。 その反面、来年度以降、大型施設整備など大きな財源確保が必要と見込まれます。ますますの行政、財政資本が問われるところでもあります。その視点からも、今回の事業見直しなどに取り組み、予算に反映しているところは理解するところであります。 安心して暮らせるまちづくり、活気あるまちづくりのため、中身の濃い、充実した予算執行になるよう望みます。 新型コロナ感染症対策では、今予算を生かし、スピードを持って対応されることと、状況に応じて、緊急臨時的な感染対策と、経済の回復のための対策を補正予算などにより、施策を進められることを強く求めておきます。 以上をもちまして、清和クラブを代表して、賛成の討論といたします。 ○議長(中筬博之君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第25号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第25号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(中筬博之君) 起立多数であります。よって、議第25号については委員長報告のとおり決しました。  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 休憩します。     午前11時21分休憩  ――――――――○――――――――     午前11時30分再開 ○議長(中筬博之君) 休憩を解いて会議を続行します。  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 次に、議第26号について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、上嶋議員。   〔17番上嶋希代子君登壇〕 ◆17番(上嶋希代子君) 通告に基づきまして、議第26号 令和4年度の国民健康保険事業特別会計予算に反対の討論を行います。 国民健康保険制度の矛盾を提起して、今回の国保会計については、市民の暮らしを市民が責任を持って守る立場に立つ運営が行われるように要望をいたします。 その中で、一般会計の繰入れが2,600万円減額となっております。そして、保険事業の特定健診等がマイナスになっています。健診は、健康維持のためには、本当に、今、重要な事業だと思います。いろいろな形で提起がされている部分もありますが、なかなかこれが、本当に、今、コロナの中で重要な位置を占めていますので、大きな手当が必要だと考えています。特定健診の減額も課題になっているのではないかというふうに考えます。 一方で、南高山地域医療センターの建設が計画されていますが、この中で、電子カルテの問題とか、いろいろ市民との共有がうまく行くのかどうかというところが、今のところ見えてこないところだというふうに考えます。 先ほどお話ししました議第9号の条例改正にもありましたように、国保の住民への負担増は課題となっています。国保財政は市民の命綱でもあります。高山市でも、国、県への財政支援の要望を重視していくべきだと考えます。健康で長生きできるまちへの展望を語れる国保財政の運営を切に要望して、反対の討論といたします。 国保会計については、いろいろ全国の会の中での全国知事会の中でも要望が出ていますが、その内容もちょっと含めてお話しさせていただきます。 都道府県と市区町村が保険者を務める国民健康保険は、公的医療保険の中で、加入者の所得は低いのに保険料は一番高く滞納者が多いという構造的な危機に、今、直面しています。加入者1人当たりの国保の保険料、税は、2007年度の7.97万円から17年度の8.97万円に引き上げましたが、平均所得は逆に91.5万円から、85.8万円に減りました。その結果、所得に対する国保料の割合、負担率は8.7から10.5にぐぐっと重くなっています。高過ぎて加入者の負担能力を超える国保料となっているところが今課題となっています。国保の構造的危機の一番の問題です。高過ぎる国保料を引き下げることは、国保の構造的危機を打開する上で待ったなしの課題だと考えます。 もともと高過ぎる国保料が生み出されている主な原因は、社会保障抑制路線に立つ国が自治体国保に対する国庫支出金などの財政負担を減らしてきたことにあります。 国は、1984年の法制改定で、自治体国保の総収入の約50%としていた国庫支出金の割合を削減したのを皮切りに、国の財政負担を削り続けてきました。その結果、国保支出金の割合は、現在20%台と半減しています。自治体、関係者団体、国に対して、危機打開のために、国の財政負担割合を削減、抑制するのではなく、増額するよう、繰り返し求めてきています。 2014年には全国知事会が、中小企業の労働者が加入する協会けんぽ並みに国保料を引き下げるためには、1兆円の公費負担が必要だとの試算を示して、公費負担の増額を、今、要望しているというところです。ちなみに計算したのがありましたので、見てきました。 給与所得が400万円の4人家族を例に取りますと、例えば、岐阜市では、国保料が31万9,700円、例えば、給与収入の180万円の単身者で計算しますと労働者は15万5,200円というふうになっています。こういうふうにして、社会けんぽと国保の割合が矛盾が起きているのが今の現状だと考えます。 このことに踏み込んで、高山市も、ぜひ国や県への声を上げていくべきだと考えて反対討論とさせていただきます。 ○議長(中筬博之君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第26号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第26号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(中筬博之君) 起立多数であります。よって、議第26号については委員長報告のとおり決しました。 それでは、採決を行います。ただいま議決されました議第25号及び議第26号を除く議第20号から議第33号までの12件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、議第25号及び議第26号を除く議第20号から議第33号までの12件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第32 発議第3号 地方自治法第180条第1項の規定による市長の専決処分事項の改正について ○議長(中筬博之君) 日程第32 発議第3号 地方自治法第180条第1項の規定による市長の専決処分事項の改正についてを議題とします。 提出者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (発議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 岩垣議員。   〔13番岩垣和彦君登壇〕 ◆13番(岩垣和彦君) ただいま議題となりました発議第3号 地方自治法第180条第1項の規定による市長の専決処分事項の一部改正について、提案説明をさせていただきます。 議案を御覧ください。 提出者は、高山市議会議員岩垣和彦、賛成者は、高山市議会議員水門義昭、車戸明良、榎隆司、石原正裕の各議員であります。 提案理由は、市長の専決処分事項に140万円以下の金銭債権に係る訴えの提起、和解及び調停に関することを加えることに伴い改正しようとするものであります。 背景といたしまして、債権管理の一層の適正化を図るため、市から今定例会に債権管理条例についての議案が提出されたところでありますが、市が、今後、公平かつ公正な市民負担や財源の確保を目的に、非強制徴収公債権や私債権の債権管理や回収を行っていく上で、迅速に措置を行うことが求められるため、市長の専決処分事項債権管理の規定を加えることで、債権管理事務の円滑かつ迅速な処理を可能にしようとするものであります。 裏面を御覧ください。 左側が改正前、右側が改正後で、下線部分が改正箇所であります。 新たに、第1項の6号に、1件140万円以下の金銭債権に係る訴えの提起、和解及び調停に関すること、民事訴訟法第368条の規定による少額訴訟及び同法第383条の規定による支払督促の申立てにより履行を請求する場合で、同法第395条の規定により督促異議の申立てによって当該督促異議に係る請求が訴えの提起とみなされるときを含むを加えるものであります。 附則でありますが、この一部改正は、令和4年4月1日から施行するものであります。 議員各位の御賛同を得て、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。  ================ △日程第33 発議第4号 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻事案平和的解決と国民生活への影響に対する適切な対応を求める意見書 ○議長(中筬博之君) 日程第33 発議第4号 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻事案平和的解決と国民生活への影響に対する適切な対応を求める意見書を議題とします。 提出者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (発議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 石原議員。   〔1番石原正裕君登壇〕 ◆1番(石原正裕君) ただいま議題となりました発議第4号 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻事案平和的解決と国民生活への影響に対する適切な対応を求める意見書について、提案説明をさせていただきます。 この発議は、高山市議会会議規則第14条の規定に基づき提出するものであります。 提出者は、高山市議会議員石原正裕、賛成者は、高山市議会議員水門義昭、車戸明良、岩垣和彦、榎隆司の各議員であります。 裏面を御覧ください。 それでは、案文の朗読をもって説明に代えさせていただきます。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻事案平和的解決と国民生活への影響に対する適切な対応を求める意見書。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害し、武力によって一方的に現状を変更しようとする行為であり、国際法及び国際連合憲章への明確な違反である。こうした事態によって、多くの市民が犠牲となり、膨大な数の避難民が発生している。また、プーチン大統領の核兵器の使用を示唆するような発言については、核兵器の悲惨さや恐ろしさを知る唯一の戦争被爆国として断固抗議しなければならない。 今般のロシアの行動は、国際秩序の根幹を脅かし、人権を著しく侵害し、恒久平和の実現に向けた国際社会の努力を踏みにじるものであり、決して容認してはならない。 一方、我が国では、ロシアへの経済制裁等により、物価の上昇など日常生活への影響が避けられない状況となっている。 よって、国においては、国際社会と連携し、事態の早期収拾に向けた厳格かつ適切な対応を講じるとともに、日本国内においては、市民の暮らしへの影響に対し、万全を尽くすよう求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和4年3月24日。 高山市議会。 以上で説明を終わらせていただきます。 議員各位の御賛同を得て、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。  ================ △日程第34 発議第5号 適正な事務遂行の徹底を求める決議 ○議長(中筬博之君) 日程第34 発議第5号 適正な事務遂行の徹底を求める決議を議題とします。 提出者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (発議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 岩垣議員。   〔13番岩垣和彦君登壇〕 ◆13番(岩垣和彦君) ただいま議題となりました発議第5号 適正な事務遂行の徹底を求める決議について、提案説明させていただきます。 この発議は、高山市議会会議規則第14条の規定に基づき提出するものであります。 提出者は、高山市議会議員岩垣和彦、賛成者は、高山市議会議員水門義昭、車戸明良、榎隆司、石原正裕の各議員であります。 裏面を御覧ください。 それでは、案文の朗読をもって説明に代えさせていただきます。 適正な事務遂行の徹底を求める決議。 今回の和解及び損害賠償の事案において、相手方に長年にわたって精神的苦痛と経済的損害を与えるとともに、市民が多額の賠償金を負担することになったことは看過できない。 今回の事案では相手方との合意には至ったものの、市が売買物件の建築確認などを怠っていたこと、合意までに相当な時間を要したことなど、適切な事務遂行であったとは言い難い。 よって、市長におかれては、今後、こうした事態が生じないよう、市民に誠実に向き合い、適正に事務を遂行することについて徹底を図られるよう求める。 以上、決議する。 令和4年3月24日。 高山市議会。 以上で説明を終わらせていただきます。 議員各位の賛同を得て、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。  ================ △日程第35 議員定数及び報酬に関する特別委員会の報告 ○議長(中筬博之君) 日程第35 議員定数及び報酬に関する特別委員会の報告を議題とします。 議員定数及び報酬に関する特別委員長の報告をします。 本来、報告は、登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので御了承を願います。 議員定数及び報酬に関する特別委員会の報告。 ただいまから、議員定数及び報酬に関する特別委員会の報告をします。 今回の報告は、高山市議会の議員定数についてであります。 報告に先立ち、議員定数や議会の在り方について、大変多くの市民の皆様から御意見をいただきましたことに対しまして御礼を申し上げます。 それでは報告をいたします。 私たち高山市議会では、議会が将来にわたってその役割を果たし続けるために、議員定数はどうあるべきかについて、議会内の2年間の議論、市民の皆様の御意見、有識者からの指導、助言を踏まえ、最終的な議論を行いました。 議論の結果、多様な地域の個性を生かして持続可能な活力あるまちをつくっていくために、また、市民の皆さんの望みに応える議会の姿を追求するためには、現状の議員定数24人は最低限必要であるとの結論に至りました。 なお、議員定数の在り方については、今後も、社会経済環境の変化を踏まえて考えていくべき課題と捉えています。 地方分権が進展し、少子高齢化が進む中、日本一広い市におけるまちづくりの責任ある意思決定機関として、議会には、議決責任を深く認識して真摯な議論を展開する中で、多様な市民の声を政策に反映させることや、多様な地域の個性を生かすといった観点から政策を吟味することが一層求められます。 そのため、私たち高山市議会では、可能な限り多様な立場や考え方を持つ議員によって議論ができる場を確保すること、そして、議会活動の中核を担う常任委員会の機能の維持、向上を図ることが議員定数の決定に当たっての重要なポイントであると考えました。 あわせて、市民の皆さんの声を踏まえ、議員としての資質を磨き、識見を高めるのはもちろんのこと、今後は、地域の声をもっと聞き、地域課題について地域の皆さんと共に考えていくことや、将来の議員候補を育てていくためにも、女性や若者と共に政策を考えていく取組を進めることが重要であると考え、「市民とともに考える議会」をスローガンに掲げ、これからの議会活動に取り組んでいくことといたしました。 以上で、議員定数及び報酬に関する特別委員会の報告を終わります。  ================ △日程第36 陳情第3号 朝日・高根地域における学校のあり方について ○議長(中筬博之君) 日程第36 陳情第3号 朝日・高根地域における学校のあり方についてを議題とします。  ――――――――――――――――   (陳情文書は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) ただいま議題となりました陳情1件については、お手元に配付しております陳情文書表のとおりであります。これを議長において受理したことを報告します。 なお、陳情原本につきましては、事務局において保管しておりますので、随時御覧願いたいと思います。 以上で陳情第3号を終わります。  ================ ○議長(中筬博之君) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。 國島市長。   〔市長國島芳明君登壇〕 ◎市長(國島芳明君) 発言のお許しをいただきましたので、令和4年第2回高山市議会定例会が閉会されるに当たり、御挨拶を申し上げます。 去る3月1日に開催されました本定例会におきまして、議員の皆様には連日にわたり本会議並びに各委員会を通じて御審議を賜り、令和4年度高山市一般会計予算を始め、提案をさせていただきました全議案につきまして、それぞれ御決定いただき、誠にありがとうございました。 議決いただきました事項及び発議第5号の決議にて求められた事項につきましては、いただいた御意見等を踏まえ、適切な事務執行に努めてまいります。 さて、本日御決定をいただきました令和4年度当初予算においては、ごみ処理施設を始め、高根多目的センター、荘川義務教育学校、南高山地域医療センター、地方卸売市場など多くの大型建設事業に着手するとともに、SDGsやデジタルトランスフォーメーションの推進などの新たな政策課題に取り組むなど、今後10年、20年先の未来を見据え、その準備を行う重要な年として位置づけた未来創造準備型の予算として編成したところでございます。 今後、構造的な課題であります人口減少、少子高齢化、更新時期を迎える公共施設の老朽化対応や新型コロナウイルス感染症、異常気象等に起因する大規模災害など不測の事態への対応など持続可能なまちづくりを進める上で大変厳しい行財政運営を迫られることが予想されます。 市政の運営する先には、多くの課題が立ちはだかっておりますが、決して立ち止まることなく、堅実な財政運営に努めながら、スピード感を持ち、職員一丸となって、それらの課題解決に取り組んでまいります。 あわせて、喫緊の最重要課題として新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期すものではございますが、緊急臨時的な感染防止対策や経済対策については、その都度、補正予算により適時適切に対応してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 新型コロナウイルス感染症については、岐阜県へのまん延防止等重点措置が3月21日をもって解除され、市独自の非常事態宣言についても、併せて解除いたしました。現在の新規感染者数は、ピーク時と比較すると減少傾向にありますけれども、連日陽性者が確認される状況でございまして、特に保育園児や小中学校の児童生徒の感染が急激に拡大しております。宣言は解除いたしましたが、これに油断することなく、引き続き基本的な感染防止対策の徹底を図りながら、一日も早い収束に努めてまいります。 また、ワクチン接種につきましても、医師会を始めとする関係機関の協力の下、着実に進めてまいります。 市民の皆様の御理解と御協力をここに改めてお願い申し上げる次第でございます。 最後になりましたが、議員各位には今年度をもって退職する市職員に対しまして、在職中において格段の指導、御支援を賜りました。 退職する職員に代わり、この場をお借りしてお礼を申し上げさせていただきます。誠にありがとうございました。 会期中の議員各位の活動に対しまして、敬意と感謝を申し上げますとともに、引き続き御指導を賜りますようお願いを申し上げ、今議会の閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
    ○議長(中筬博之君) 以上で市長の発言を終わります。 ここで議会を代表して、一言感謝と御礼の言葉を申し上げます。 今年度をもって退職されます職員の皆様におかれましては、高山市政発展のために、長きにわたって御尽力をいただき、本当にありがとうございました。 今後とも健康に御留意いただき、ますます御活躍されますことを御祈念申し上げますとともに、高山市の発展のために、今後も変わらぬお力添えを賜りますことをお願い申し上げ、感謝と御礼の言葉とさせていただきます。 以上で発言を終わります。  ================ △閉議・閉会 ○議長(中筬博之君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全て終了しましたので、本日の会議を閉じ、令和4年第2回高山市議会定例会を閉会します。     午前11時56分閉会==================================== 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         高山市議会 議長  中筬博之               議員  谷村昭次               議員  上嶋希代子...